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南の龍

第11章 刻ん家


そこには刻、俊、輝、瑠樹(ルキ)、知らないおじちゃんがトランプをしていた。

知らないおじちゃんは刻の父だろう。

すると、私の存在に気付いた輝が声をかけてきた。

「あっ、美椰もトランプしよ!」

「あっ、…──」

私の返事を聞く前に輝は私の腕を掴んで、刻達の輪にいれた。

「じゃぁ、大富豪な!で、負けたやつはしりもじ!」

輝が言った。

バツゲームあるのかよ……。

てか、負けたくねぇ〜。

私は配られてくるカードを一枚一枚見ていく。

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