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南の龍

第11章 刻ん家


私は自分の手札を見て勝ったと確信した。

ジョーカー一枚に2が三枚エースが二枚。

その他も結構良いのが揃っている。

「てか、ルールは?」

私はみんなに質問した。

「えっ、美椰大富豪知らないの?」

「いや、そうじゃなくてスペサンとかハチキリとか」

「あー、いろいろありだよ」

「そか」

「じゃぁ、スタート!」

順番は刻、俊、刻父、瑠樹、輝、私になった。

さっきから隣の輝がぴりぴりしてるのは気のせいだろうか。


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