
南の龍
第11章 刻ん家
そして、私もテーブルに目を向ける。
そこには、からあげ、春巻き、ポテトサラダ、スープなどいろいろな料理があった。
どれもこれもすごい美味しそうだ。
「さぁさぁ、座って」
そー言って刻母は私を輝の隣に座らせた。
輝の目を見ると、早く食べたいのか目がきらきらしている。
さっきのバツゲームのことはもう忘れているんだろう。
「さぁ、食べましょ。美椰チャンいるから手を込んだのよ」
嬉しいんだけどなんか申し訳ない。
「ありがとうございます」
私は礼を言った。
「いえいえ。それじゃぁ、いただきます」
「「「「「いただきます」」」」」
料理はどれもこれも今までに食べたことないくらい美味しかった。
