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南の龍

第12章 そーゆう関係


刻は何も言わず私を見ている。

バイクからはもう降りていた。

「なに?」

「……」

「刻?」

「……」



刻は何も言わず抱き締めてきた。

「えっ、なに?」

私の声は刻に抱き締められていることで少し曇る。

「ちょっと、刻!」

「……」

「離せ!」

「黙れ」

「……」

こいつ!スケベやろうめ!

すると、刻が体を離した。

そして、逃げる暇さえ与えずキスをしてきた。

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