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南の龍

第14章 分からない


「ともかく!今日は帰って!」

私は、刻を90度回転させ背中を押しながらドアの方まで歩かした。

「また、連絡する」

「うん、分かった」

「出ろよ」

「はいはい」

そう言うと刻は帰っていった。

私は、襖をしめてベットに戻ってダイブした。

はぁ、疲れた。

思い出す……─。

何を…何から思い出せばいいんだろう。

何も分からない状態から。

私は、天井を見上げる。

そして、ゆっくり目を閉じた。

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