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恋モヨウ

第1章 好きな人



8時のチャイムが鳴ったと同時に、朝練は終わった。

その瞬間、女子達は達也先輩に駆けつけて「お疲れ様です」と声をかけたり、「私が作りました!食べてください」と言って、手作り弁当を渡したりする。



でも、私はその様子を遠くから、見ていることしか出来ない。

恥ずかしがり屋の私は、差し入れをあげるどころか、話すことさえ無理な話し。


それで、朝の恋は終わる。


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