世界で一番大嫌いなアイツ。
第1章 一章*最悪な出会い
門を通って、校庭の端を歩く。
二三年生は、数日前から新学期が始まったらしく
運動部が朝練をしていた。
「きゃーー!」
突然、後ろから悲鳴が聞こえた。
びっくりして後ろを向く。
「ねぇっ、もしかして蘭花!?ってか蘭花だよね!?」
そう言って私の肩を掴んできたのは、サラサラストレートロングの、美人さんだった。
蘭花「えっ……;」
なんで私の名前知ってるんだろう…;てか、誰……;
蘭花「えと…「もしかして覚えてないのっ?あんな仲良かったのにぃ~…」
……仲良かった?
……………あ!もしかしてっ!
蘭花「恵…美……?」
私の記憶、合ってますように;