Soul Of Blood
第2章 闇に染まる施設
第三十二話 部下
「部下…?」
ガディウスが発言した【部下】の言葉が引っ掛かる
「【デュラル】…」
誰かを呼ぶような発言をすると、上から男性が降ってきた
「ハッ、ガディウス様…」
男性の姿は赤いコートに銀髪、フードで顔を隠し、目が見えない
そして何より気になるのが【腕】である
左腕でノコギリのような巨剣を、右腕はバズーカのようになっている
「な、何だこいつ…?」
あまりの存在感で息を呑んだ
こいつ、今まで戦ってきた敵とは違う…
その言葉は三人全員が思った
「あのゴミくず共と遊んでやれ」
「承知」
ガディウスはその言葉を残し、去っていった
「あ!待て!」
すぐさまロイはガディウスを追うように飛び出したが…
ギュイィィィ!!
「うわっ!」
すぐに尻餅をつける
何故なら、目の前に見えるのは幾つもの鋭い刃が回転を繰り返している刀身だからだ
「無駄だ…」
まるでチェーンソーのように無数の刃が回転される巨剣を持ち替えし、剣先をロイに突きつける
「俺が相手だったら、これ以上ガディウス様には近づけまい」
「くっ…!」
フードで顔が隠されていても、すぐにわかった
今、冷ややかで…殺意のある赤い目で睨まれている事を…
「ロイ!」
「!?」
カイトの叫びでロイは我に返る
すかさずロイは後ろに退き、距離を取る
「こいつ…強いぞ…。気を付けろ、二人共」
「言われなくてもわかる」
………
村に轟く沈黙…
一瞬生を感じなかった空間の中で睨み合う
「勝負!」
そしてデュラルは飛び出した
「部下…?」
ガディウスが発言した【部下】の言葉が引っ掛かる
「【デュラル】…」
誰かを呼ぶような発言をすると、上から男性が降ってきた
「ハッ、ガディウス様…」
男性の姿は赤いコートに銀髪、フードで顔を隠し、目が見えない
そして何より気になるのが【腕】である
左腕でノコギリのような巨剣を、右腕はバズーカのようになっている
「な、何だこいつ…?」
あまりの存在感で息を呑んだ
こいつ、今まで戦ってきた敵とは違う…
その言葉は三人全員が思った
「あのゴミくず共と遊んでやれ」
「承知」
ガディウスはその言葉を残し、去っていった
「あ!待て!」
すぐさまロイはガディウスを追うように飛び出したが…
ギュイィィィ!!
「うわっ!」
すぐに尻餅をつける
何故なら、目の前に見えるのは幾つもの鋭い刃が回転を繰り返している刀身だからだ
「無駄だ…」
まるでチェーンソーのように無数の刃が回転される巨剣を持ち替えし、剣先をロイに突きつける
「俺が相手だったら、これ以上ガディウス様には近づけまい」
「くっ…!」
フードで顔が隠されていても、すぐにわかった
今、冷ややかで…殺意のある赤い目で睨まれている事を…
「ロイ!」
「!?」
カイトの叫びでロイは我に返る
すかさずロイは後ろに退き、距離を取る
「こいつ…強いぞ…。気を付けろ、二人共」
「言われなくてもわかる」
………
村に轟く沈黙…
一瞬生を感じなかった空間の中で睨み合う
「勝負!」
そしてデュラルは飛び出した