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君色に染めて。

第1章 #1



「んっ…ふっ…」





“クチュックチュッ…”





室内に零れる愛の音。クチュクチュと卑猥な音を立てて廉君は私にキスをする。





激しいけれど、優しく溶けるようなキスに私は酔いそうだ。





本当にどこまで優しいんだろうか。





廉君を身体が求めている。





もっと欲しいと叫んでいる。





もっと廉君を感じたい、そう思っていたその時。





「お二人さーん、俺らがいるの、忘れてません?」





雰囲気をぶち壊してくれた諒。






私は本当に彼らを忘れていた。






それ位、廉君とのキスに溺れていたのである。



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