
君色に染めて。
第1章 #1
'ガチャン'
そう音を立てて私達の入った部屋を一人の男が鍵を閉めた。
その意味が指すものは…
'情事を見られない為'
分かってはいるけど、一応他の女の子のようにしてみるか。
「なんで鍵を閉めるの…?」
「クス、そんなのやる為に決まってるじゃーん」
「や、やる為!?!?」
バフッ
「ほーら声、出さないでね?情事まで我慢して?」
私の口はもう一人によって塞がれた。
「ん~ん~!!」
「よーし始めるぞ~じゃあまずは自己紹介でもしとくか!」
3人の内のリーダー格がそう言った。
