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幸せのノート

第6章 生きる

そう言って泣きながら叫び私……


パンッ


「いたッ」


竜哉さんが私の右頬をビンタした。

そして……

私に抱きついた。

強く強く……

生きてるのを確認するかのように……


「お前は生きろ」

「えっ!?」


「お前は生きなきゃダメなんだよ」


私が生きる?

優太がいない世界で?

「無理よ……」

「いい加減にしろよ。お前が死んだらどれだけ悲しむか。お前の家族だって友達だって……優太だって……」



優太が……悲しむ……


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