テキストサイズ

幸せのノート

第7章 優太の部屋


優太の部屋は散らかったままだった……

あの日遅刻しそうになったのか……

部屋着は床に落ちたまま、コーヒーの飲みかけがテーブルの上にあった。

「ばかッ……」


あまりにも優太らしくて……

また涙がでそうになった。


竜哉さんは優太の寝室に入って行った。


ふー……

いっきに疲れを感じた私はソファーに座った。

すると……


「ノート?」


青い色のノートがあった……




ねぇ優太……

これは優太からのプレゼントだったんでしょ?

不器用な優太が最後に残してくれた最後のプレゼント……

私はそれで前に進めたよ……



ストーリーメニュー

TOPTOPへ