テキストサイズ

love ...

第5章 ワカラナイ





午後2時。授業が終わった講義室でまた今日も残って勉強をする陽菜子がいた。
「ん?xとyがこうだから・・・。」
一人でぶつぶつ呟いていると。

コンコン
「ん?」
陽菜子が振り向くと、花橋キョウタがいた。
「き。キョウタさん!」
「よ!お疲れ。また勉強?
ね、外行こうよ。たまには気分転換も必要だよ?」
キョウタはポンポンと陽菜子の頭を撫でた。
「え!?いや、でも、私・・・。」
「ん?どした?」
「いえ、なんでもないです。お誘いありがとうございます!行きます!」
あまりの嬉しさに戸惑ったが陽菜子は了承した。
「うん。じゃあ荷物を片付けて、行こっか。」
「はい!」
陽菜子は微笑み、頷いた。



「ねぇ、どこいきたい?」
黒いパーカーのフードを被り、サングラスをしたキョウタが陽菜子に問いかける。その横顔に陽菜子はドキドキした。
当たり前だ。何しろ、キョウタは芸能人だから。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ