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彼はセフレ。

第17章 想

シュウは歩幅を合わせてくれなくなった気がする。



「待って」


「あぁ…」



やっと立ち止まるのに目線の先には携帯。

あたしの隣で、シュウは他の女の子とメールする。



「最近ずっとメールしてるんだ」


「ふーん」



最初は笑って聞いていたあたしも、さすがに疲れた。


ちょっと…いやかなり、むかつく。


素っ気ない返事をするのは、もう聞きたくないから。



そのくらい気付けよ、ばか。

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