えっちだらけ。
第3章 放課後の教室
バンッ!
「っるせぇーな!知らねーよ!!」
「こら!君はすぐそうやって…やっぱり不良はこの学校に通わせておけない」
「はぁ!?不良だからって何がわりぃんだよ?わけわかんねぇ!」
俺、たくま。中一。
見た目が不良だから、といって、周りのヤツらに怖がられている。
それだけならまだいいけど…
学校で暴力事件や設備が破損していたりすると、すぐに俺ら「不良」が疑われる。
必死に否定したって無駄だ。むしろますます疑われる。
どうせ俺らはそういうヤツなんだよ。
見た目だけで判断されちまう。頭の悪さとか―――――。
ムシャクシャしながら、教室に置いていたカバンを取りに行く。
放課後に職員室呼び出しなんてたまったもんじゃねぇ……
廊下を歩いていると、ふと声が聞こえた。
「ふっ…あぁんっ…はぁっ」