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機動戦士ガンダムδ

第3章 襲撃

唐突な質問に一瞬なんのことか考えるも、すぐに思い当たる節を見つける。
「ガンダムのことですか?」
そうだ、と頷く。
「俺は、そもそも、こんな外様の部隊で長年、機関室にこもってるわけだがな、いくら余り物でも兵力補充にしては、大袈裟すぎる気がする。なにか聞いたか?」
話せば長くなるし、引き下がろうにもとても解放してくれそうにないので、渋々話す。
「NITROシステム…あの機体にのせられたサイコミュシステムらしいんですが、オールドタイプをニュータイプへ覚醒させるそうです。」
予想外のシステムに時代も進んだものだ、という感嘆とそんなものが実在する驚きを同時に受ける。
「つまり、人工的にニュータイプを作り出すシステム…。」
「はい、ただデメリットがあるみたいです。」
何となく予想はした。
そもそもなんの対価も支払わずに、そんな強大な力を手に入れられるわけがない。
「それは?」
「性格の変化です。」
「性格の…変化?」
はい、と肯定する。

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