機動戦士ガンダムδ
第1章 始まりの日
「お前は…いや、お前ならのりこなせるはずだ…。」
「でも…なぜ僕に…。ニュータイプだからですか…?」
一瞬渋った顔をするも、答える。
「それもないとは言わない…現にこの艦にやっかい者扱いで送られてきた機体だ。しかし、それだけではない、歴代のガンダムのパイロットは皆少年、強い意思で運命を切り開き、数多の可能性を見出だしてきた。」
そう、知っている。そして少年達がニュータイプであることも。
「自分の運命に立ち向かう勇気、強く揺るぎない意思、そして…人を思う真っ直ぐな優しさ、これがあれば心配はいらない。自分で決めた人生だ。これにのって、お前の本当の強さを見せてみろ。」
自分で…決めた人生。
そうだ、迷うことはない。この艦で、自分を救った艦長に言ったあの言葉。「追い出さないで…」、必死だった。あのときはなにもかもがむしゃらだった。でもここに残ったことで家族はある程度安定した生活が送れている。例え本心でのった訳でなくとも、ここにきたおかげで得たものもある。内心、始めてきたとき、新しい環境に胸が踊った。それは、必然か、偶然か…。人のために生きてきた、自分の求めたものはここにあった。だから今度は自分のために、自分の守りたいもののために…。
「やります…もうこの艦で…誰も死なせないために…!」
「でも…なぜ僕に…。ニュータイプだからですか…?」
一瞬渋った顔をするも、答える。
「それもないとは言わない…現にこの艦にやっかい者扱いで送られてきた機体だ。しかし、それだけではない、歴代のガンダムのパイロットは皆少年、強い意思で運命を切り開き、数多の可能性を見出だしてきた。」
そう、知っている。そして少年達がニュータイプであることも。
「自分の運命に立ち向かう勇気、強く揺るぎない意思、そして…人を思う真っ直ぐな優しさ、これがあれば心配はいらない。自分で決めた人生だ。これにのって、お前の本当の強さを見せてみろ。」
自分で…決めた人生。
そうだ、迷うことはない。この艦で、自分を救った艦長に言ったあの言葉。「追い出さないで…」、必死だった。あのときはなにもかもがむしゃらだった。でもここに残ったことで家族はある程度安定した生活が送れている。例え本心でのった訳でなくとも、ここにきたおかげで得たものもある。内心、始めてきたとき、新しい環境に胸が踊った。それは、必然か、偶然か…。人のために生きてきた、自分の求めたものはここにあった。だから今度は自分のために、自分の守りたいもののために…。
「やります…もうこの艦で…誰も死なせないために…!」