テキストサイズ

君~タイセツサト、トウトサ~

第6章 第五章

郁-Iku-

郁:「ゲホッゲホッ」

ナースコール…っ

ピロリンッ

看:『どうなされましたか?』

郁:「ゲホッゲホッ」

看:『村上さん!!』

やばい…気が遠くなっていく

ガラガラ

看:「村上さん!!」

看:「今すぐ先生を」

やば…い

頭が真っ白になった

ん?
ここわどこだ?

はぁ、とうとう俺も死ぬのか?

もぅ…いいや…

______
    _____


美:「…く、い…く!!
  郁!!!」

郁:「んっ…」

美:「郁!?郁…っ」

安心したのか美成子は泣き崩れた

璃:「とりあえず
  先生に報告しにいこう」

そう言って璃木と、泉木は
病室を出ていった

美:「いくぅ…」

美成子…俺のために泣くなよ

郁:「み…なこ」

美:「なに?」

郁:「なく…なっ」

俺は上手くしゃべれなくなってる

美:「そんな事言っても
  あふれてくるよぉ(泣)」

俺は酸素マスクをはずし
美成子にキスをした。

郁:「俺…は、元…気だ」

そう言って
俺は美成子にもう一度キスを落とした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ