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サンタをサガセ

第5章 カゼガユキヲハコビ

フウカはパスタを器用に一口大に巻くとパクリと食べた


私が待ち合わせた店に着くとフウカは既に注文を終えていた

私も急いで注文した


今は一緒に昼食がてら尋問を行っている最中だ



「それで…私がそのロマンチックかつ、大胆で、ユニークなイタズラをする為に昨日の夜わざわざアンタの部屋に忍び込んだのではないかっ…と?」


『そう!フウカならやってのけそうだから!』


「出来るけどやらね~よ」



そっかぁ…フウカも違うか…



「他に心当たりはいないの?」

『フウカが3人目~』



私は遅れてきたピザを口に運びながら言った


半ばグッタリとしている



「あっ一切れおくれ」


私は取り皿にピザを一切れ乗せてフウカに渡した


「まぁさ…そんなストーカーみたいなことする人限られてくるわな…」


フウカは自分のパスタを一口分にクルクル巻くと私の口目掛けて突っ込んできた


『あっこれいいね。』


「でしょ?案外イケるわ~」



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