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サンタをサガセ

第6章 ホシガマタタク

私達は30分後部屋に通された

腹いせに2人でレジ横に置いてあるタンバリンとマラカスを4つずつ奪ってきた




フウカはマイクを握ると離さなくなる


私はそうでもないけど、フウカと2人の時は別


2人で時間いっぱいまで歌いきってやるつもりだ



しかし、今日は珍しく途中でフウカが部屋から出るなり帰って来なくなった



今日はきっと雪が降るであろう


5分たっても戻って来ないので私は心配になってトイレやドリンクバーを見に行った居なかった


とりあえず、部屋に戻って電話をかけることにしよう



フウカは私よりしっかり者だから大丈夫だとは思うが…やはり心配だ


うろ覚えの部屋番号を頼りに戻ってみると中に誰かいるようだ

よかった、フウカが帰ってきた

ガチャッと扉を開けると


私の胸がドクンっと大きく音をたてた



そこにはセイジ先輩が居て私のことを見ている


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