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サンタをサガセ

第10章 あなたがいる

私はもう一度ゲーセンに戻ってきた


「アンタどこ居ってたの!?」

フウカが私に飛びついた


『ゴメン~ちょっと走りたくなってさ~』


「なんだそれ」


『ねぇフウカ…一緒に行きたい場所があるんだけどいい?』


「どした?お腹でも空いたの?」


多分、私はコレまでにないほど深刻な顔をしていたはず


『そんなところ、セイジ先輩も呼べる?』



「やっぱりまだ未練があるんじゃん!まぁいいよ連絡しとく
トモは?」


私はチラッとトモを横目で見た

珍しくUFOキャッチャーを吟味していた



『トモはいいや』




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