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サンタをサガセ

第10章 あなたがいる

私はフウカとセイジ先輩をひきつれてズンズン進む


目的地に着いて私は朝と同じ様に裏口から入った


『アマトさ~ん』


私が呼ぶと奥からアマトさんがヒョコッと覗きこんだ


「あれ?どうしたの?」


『友達と一緒なんですけど、入ってもいいですか?』


「もちろんかまわないけど…ちょっと待っててね」



アマトさんは奥のカフェスペースでクリスマスの飾りをかたしていたようで、一席分を直ぐに確保してくれた


「散らかってるけど、ゴメンね。

えっと何にしますか?」


私達はみんな紅茶を頼んだ


「あのさ、入れてもらってよかったの?」


フウカが小声で聞いてきた



「かまいませんよ~私も一休みしようと思っていたので」


『あの…アマトさんも一緒に聞いてもらっていいですか?』


紅茶を運んで来たアマトさんに私はヤヤ強めに言った



アマトさんはフーッと小さく息を吐いた

「待っててね」



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