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好き。

第1章 朝

眠い。

私はそれでも起きないと、朝一番に学校に行かないと、それが、私のやること。

今日は大事なバザーの準備だ。
明後日にあるから。

私は急いで階段を駆け下り、かばんをからい、ドアノブに手をかけた。

「行ってきます。」

いない部屋に言うのはもう、何度目だろう。

親は二人とも、エリートで、転勤が多い。
私は今の友達と別れたくない。そう言うと、ふたりだけでいってしまった。

別に何とも思わない…

あ、もう学校が見えてきた

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