tall love
第4章 恋の始まり 悠騎side
そして次の日
私はお母さんに呼ばれて
起きた。
私に電話が
かかってきたらしい。
相手はあの時
成の家の前で話していた
女の子だった。
女の子は声をあらげて言った。
「なんでなんにも伝えてないの!?あいつはあんたのことが好きなのに…。昨日だってあいつはずっとあんたを待ってた。」
えっ?
成が私を好き…?
なんで…どうして…
だってあいつは…。
私はなにも答えられずに
黙っていた。
「私はフられたわ。あんたが好きだって!でもあんたは自分のことが好きじゃないからって!それで答えを聞くのが怖いから別れ際に言ってそれで終わらせるんだって恥ずかしいけどって顔を赤らめて話していたわ。どうせあんたも好きなんでしょ?さっさと想い伝えてきなさいよ!!私が諦めた意味がないじゃない!!」
と言われた。
最後の方は涙声だった。
私はありがとうと
それだけ伝えて
電話をきり走り出した。