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俺はもう、

第2章 *再会..





「玲奈遅いよー!」



「ごめん。
なんか抜け出しにくくて・・・」



「それより本題。
どうする?席替え。」








夢ちゃんがグロスを塗り直しながら鏡越しにみんなを順番に見た。







「桐谷くんヤバくない?
あの人が断トツでイケメン!!」



「ねーっ!!わかるー!」






麗華たちが盛り上がる様子を物凄い形相で夢ちゃんが睨んだ。




その様子に、実は私の幼馴染みなんてことを言えるはずがない。









「玲奈はもちろん河野くんでしょ?」



「え?」



「そうだよ!
河野くんも玲奈のこと気に入ってるんだし!」









夢ちゃんの言葉に賛成する麗華に押されて、ほとんど決定みたいな雰囲気になる。



まぁ河野くんで十分嬉しいんだけどねー・・・










「じゃあ、桐谷くんは私でいいでしょ?」



「「「えっ?」」」









あまりに断定的な言い方と自信満々な態度に周りは何も言えなかった。









「や、やっぱり桐谷くんは夢ちゃんくらいじゃなきゃ無理だしね・・・!」



「そうだよ、私たちなんて無理無理ー!」











こんな本性丸出しの譲り合いをするくらいなら、合コンなんて二度と来るもんじゃない。




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