俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
あの日の合コン以来、女の本性を目の当たりにしたような気がして合コンには行かなくなった。
その代わり、河野くんとは毎日メールしてて、止めるタイミングもなければ、特に嫌な理由もないから続けてる。
「また河野くん?」
「うん。今日ご飯行こうって。」
「いいじゃん。行ってきなよ!」
「でも今日私は3限終わりだけど、河野くん5限まであるらしくて一緒に講義受けようって・・・」
「いいじゃん!
K大の男で目の保養してきなよ!」
麗華はそんな呑気なこと言ってるけど、K大に行けば優に会うかもしれない。
合コン以来、連絡とってないから別に気まずいとかもないんだけどさ・・・
「あ、K大に行けば桐谷くんにも会えるんじゃない?
河野くんとかと仲いいんでしょ?一緒に講義だって受けてるだろうし。」
「んーどうだろうね。」
「玲奈、」
「ん?」
「桐谷くんに興味ないの?」
麗華にじっと見つめられて固まった。
興味があるも何も幼馴染だもん。
もともと知り合いだしー・・・
「麗華、私ね、優とは「麗華!」
「っ!?夢ちゃん!!!」
「隣いい?」
麗華には話そうとした時にタイミング悪く夢ちゃんが現れて言えなくなってしまった。