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近づいて

第2章 気持ち

女は輝を覗き込むように言った。

「死人とか言う失礼なやつとはしたくないわ、ごめんな」

「は?なんであたしが謝られなきゃいけないの。そっちがあたしの胸を見てるからでしょ」

「違う、首筋」


ここ、と言いながら輝は自分の首を触る。

女も自分の首に手をやった。


「あー、またか。こうなると後々めんどくさいんだよなあ」

女はため息をついた。

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