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近づいて

第1章 憩いの場

ある場所に向かって足を進める。

休み時間ではなく授業中の廊下は静かで、少しわくわくした気持ちになる。

煙草に火をつけ、ドアを開けた。

ガラッ

机や椅子が無造作に置かれていて、使わなくなった教材が積み上げられている。

教室よりは広くはないが、狭くもない。


そこにはすでに先客がいた。

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