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近づいて

第1章 憩いの場

「よぉ」

「よぉ、じゃねぇよ。セックスやるんだったら、制服脱げよ」

部屋のすみの椅子のうえに瞬が座り、その上にまたぐように女が乗ろうとしていた。

(知らねぇ、女だな…)

「お前もお前だよ。俺らがやろうとしている最中にズカズカ入ってくるもんな」

「ここを利用するやつらはそんなこと気にしない」

輝はふぅーと煙を吐いた。

壁を見ると数学で使うのだろうか、グラフが描かれた紙がはってあり、端が切れて汚くなっていた。

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