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近づいて

第2章 気持ち

真っ直ぐ輝を見ながら言った。

「お前、普段もそんなふうに素直だったらいいのにな」

くしゃと女の頭を撫でる。

煙草を灰皿に揉み潰し、立ち上がった。

「じゃあ、帰るぞ」

「っ、ねぇ!今日あたしを抱いた理由ってなに??」

ベッドに座ったまま、女は輝を見上げるように言った。

輝は女をじっ、と見つめた。

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