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近づいて

第2章 気持ち

あまりにもボーッとしすぎたのだろうか。

もうとっくに四人の姿は輝以外に誰もいなかった。


時計は十一時をさしていた。

(やべっ、三時間目もサボっちゃったよ)

さすがに出席数が少ないと留年だな、と輝は頭を掻きながら立ち上がった。



「ねぇ」

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