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秘密の時間

第15章 ◇感情

私はソファーを降り冷蔵庫から飲み物をとる

離れていてもかすかに聞こえる女性の声…
話しの感じから仕事関係と言う事がわかる


あの綺麗な女性と話していると思うと急に不安になった


ソファーに座りパソコンを開く彼
そんな彼を黙ってみている私
何度となく彼と目が合う…


しばらくし電話を切り
〝すまない〟と言う彼。


首を横に振り彼の隣へ行き寄りそう

「さくら?」

「…とても綺麗な秘書がいたんですね」

「あぁ、三上さんの事か?」

「松田さんと毎日一緒にいれるなんて羨ましいです」

「さくら、もしかして妬いてる?」

松田さんの腕をギュッとにぎる
「…妬いてます」


まるで子供を見るような松田さんの瞳



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