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秘密の時間

第19章 ◇外泊

3時間のドライブも何のその
趣きのある素敵な老舗旅館に着く


フロントでチェックインをする
宿泊者名簿に名前を書く松田さん

連れの欄には〝松田さくら〟の文字が!

横目でチラッと見ながら平常心を装う


「では、お部屋にご案内させていただきます」
ここぞとばかりにそっと腕を組み、中居さんについて行く


案内された部屋は、
大きな窓から見える木々
真下を流れる川のせせらぎ

まるで雑誌の表紙にありそうな絶景が眺める部屋だった


「うわぁーー‼︎」
思わず声がでる。


中居さんは部屋の説明をしてくれていたが、全く耳に入らず…


「どうぞごゆっくり。」
気付けば中居さんの話しは終わっていた。

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