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秘密の時間

第19章 ◇外泊

旅館に戻り煙草に火をつける彼

夕食まではまだ時間がある
何しようか話していると松田さんの携帯が鳴った

ーーーピリリリリ…ピリリリリ…♪

「はい、松田です」

私に向け“悪い”と手を上げる


しばらく待ったが長くなりそうなので、自分の携帯画面に《温泉入ってくるね》と文字を打ち彼に見せる


大浴場は、比較的空いていてゆっくりくつろげる

美肌湯
この言葉には弱い
たった1日で効果がでるとは思えないが、丹念に肌にすりこむ(笑)

景色を眺めながら入る露天風呂も最高だ
風にあたる上半身と、お湯につかる下半身の温度がちょうど良くウトウトしてくる…


その時、扉が開く音と共に笑い声が響いた


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