
*えっちな短編小説*
第2章 おにいちゃんとあたし
「うっじゅるっひっく」
あたしは部屋にこもり泣いていた。
―コンコン
ママが説得にきたと思い無視をしていると扉が開いた。
「アヤ、俺だけど。」
と、入ってきたのはまさかのお兄ちゃんだった。
「…なっによっ…うぇっ」
―ポンポン
お兄ちゃんはあたしの頭を撫でながら優しく言った。
「アヤはこっちに残っていいよ。俺が面倒見るって母さんに言ったから」
あたしはピタッと涙が止まり顔をあげた。
「母さんも許可してくれた。だから明日から二人で頑張ろう?」
今度はお兄ちゃんの優しさに涙が出た。
「お゛にぃぢゃあーん」
と兄の大きな胸に飛び込み泣いた。
お兄ちゃんはあたしの背中を擦りながら泣き止むまで一緒にいてくれた。
お兄ちゃんは優しくて、
頭がよくて、
背も高くて、
かっこよくて、
あたしの自慢のお兄ちゃん。
―…あたしの大好きなお兄ちゃん
