
*えっちな短編小説*
第2章 おにいちゃんとあたし
「…っちょっと、待ってよ。ママ!」
あたしは椅子から立ち上がる。
「明日だなんて、急すぎるよ!何より学校だってあるし!あたし行かないよ!」
あたしの言葉にお兄ちゃんも続く。
「そうだよ、母さん。いくらなんでも急だよ。アヤにだって都合があるよ」
母は困った顔をしながら、
「でも、ママ心配だし…」
「とにかく!あたしは行かないから!」
あたしは箸を置き2階の自室に走って戻った。
「やだ~。アヤ反抗期かしら?」
と、顎に手を置き首を傾げる母親。
「まぁ、今回は母さんが急すぎるのが悪いよ。アヤだってもう14歳だ。自分の意見があるんだよ。」
俺はまた箸を動かし食べはじめる。
「じゃあ、ケント、アヤの事お願いしていいかしら」
「俺は別にいいよ。」
「そう。よかったわ」
と、母も箸を動かし始めた。
