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少女おなにー

第2章 ピンクのキャンディー

ねちゃねちゃと足元て音をたてながら、しばらく道を歩いていると、小さな女の子を連れたおばあさんとすれちがった。

「おや、お嬢ちゃん、足元が濡れているね。もしかして、この近くに、水浴びできる川でもあるのかな?」

急に尋ねられてあわてた私はしどろもどろになって答えた。

「は、はひっ、こ、この道をずっと行くとありますよ。」

私は老人がお礼を言うのも聞かず、そそくさと立ち去っていった。

ごめんなさい、騙すつもりはなかったんです。そっちにあるのは川ではなく、廁です。

さっきの二人がふとトイレに立ち寄り、自分の体液にまみれた個室のドアを空ける光景を想像する。

気が付くと、私のふとももには小さな川が流れていた。

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