テキストサイズ

少女おなにー

第2章 ピンクのキャンディー

そんなとりとめのない思考を振り切るように私はもう一度軽快に口ずさんだ。
「今日のキャンディーはピンク色~♪」

そして、おもむろにビーチサンダルを脱いで、手に取り、うっとりとした表情で見つめた。






ピンクのサンダル






素足からにじんだ汗でしっとりとした面をしばらく見つめた後、思い切ったようにペロリと舐めた。

「あんっ、おいしひっ・・・」

今度は舌全体をサンダルに擦り付けるように舐め上げた。

高校時代の友達数人の顔が浮かんだ。今は皆大学生だ。この前、久しぶりにで会ったとき、皆がぐっと大人びているのを感じた。自分だけが、子どものまま取り残された感じ・・・

孤独感と罪悪感が押し寄せるが、やがてそれは性的興奮へとかわってゆく。股間が、きゅーんと熱くなっていくのが分かった。

もう片方のサンダルも脱ぎ、交互に舐めあげていく。

徐々に呼吸が荒くなっていく。息をするたびにつんとした臭いが鼻腔をかけめぐってゆく。

よだれにまみれたサンダルを床に置き、パンツの中に手を入れると、ねちょっと大きな音をたてた。

もう一方の手で足を掴み、口元へと運び、足の親指を口にくわえた。口を窄めながら親指をゆっくり出し入れすると、じゅぼっ、じゅぼっ、と音がする。

大学で彼氏ができた友達が、この前はじめてフェラをしたことをはずかしそうに、だが少し得意気に話していたのを思い出した。まだ男性と付き合ったことがなく、自慰行為によってしか、性的快感を得たことのない私は、それがどんな気分なのか、想像に頼る他ない。

だけど少なくとも自分の足指をフェラする気分は悪くない、いや、むしろ凄くきもちいい。できればずっと続けていたい。自分だけでこんな快感があじわえるのなら、当分、男はいらないかな、なんて思う。

足指の出し入れと秘部の愛撫が加速する。大学へ進んだ友人、予備校で頑張るクラスメートの姿がチラチラと脳裏をかけめぐる。

ああ、なんてみじめで哀れな姿!

快感はやがて最高潮に達し、最後は絶頂と共に放尿して果てた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ