テキストサイズ

偽恋

第3章 偽ない初めて


待ち合わせより少し早く着いてしまった。

「松室くん、まだかなー?」

口からポロッとそんな言葉が出た後すぐに松室は現れて

「ごめん、待った?俺から誘ったのに…ホント、ごめんな!!」
「いやいやそんなに気にしなくていいよ♪それより早く映画観に行こう?時間なくなっちゃうよ」

「うん、そうだね。じゃあ行こうか」

そして私たちは映画を見終わった。

「面白かったね~♪」

「あぁ、なんか笑えたよな」

端から見たら完全にカップルだろう…

だが彼はそんなこと思っても感じてもいないんだろうなぁと思った

「なぁ瀬戸内さん?」

「ん?何?」

「あのさ、ちょっと連れて行きたいとこあるんだけどいいかな?」

「うん」

何処に連れて行かれるかもしれないで私は流されるように彼について行った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ