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偽恋

第5章 ホントの気持ちの奥の奥


俺は心の何処かで分かっていたんじゃないか…
美紗が好きなのは俺じゃなくて寛汰なんだって…

でも信じたかったんだ…

美沙は俺を好きなんだって…

だから俺は泣き狂う美沙を抱きしめ、言った。

「俺が…俺があいつのこと忘れさせてやる!!」

強く強く抱きしめながら、もう二度と離れないようにと…

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