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偽恋

第1章 偽物のはじまり

「ね?これで証拠になったでしょ?」

「い、いつ撮ったのこれ!?」

「ん?ストーカーされてるの見かけたときにパシャリとね♪」
そんな飄々

どうしたらいいの?

「何が目的なの…?」

「目的?んー俺もさストーカーに遭ってるんだ」

「え?まさか…」

私は嫌な予感がした。
そしてまさにそれは予想的中だった…

「俺の彼女にならない?」

やっぱり…

「お断り!!ホントに好きな人と付き合うの!!」

私は顔を真っ赤にして怒った。
「偽だよ」

「は?」

何?今なんて言った?偽?

「なんの偽?」

すると松室くんは呆れ顔で言った…

「だーかーらー、偽カノだよ、偽カノ!!本気で付き合うとか思った?」

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