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あなたのそばで笑っていたい

第3章 学校

学校には朝練の子達しかまだいない。


トイレに行って、歯磨きをした。


教室に行くと、
けんとがいた…。


『けんと。』


驚いた。


『おう。』


(昨日は朝方まで公園でお喋りしてたし、
まだ早い時間なのに…。)


『あの…なんだ。
たまたま早く起きただけだ。
そういう日もあんだろ。』


(けんとの優しさが伝わる…。
私が朝練の時間に来てることを先週知って…。
きっとそれでだ。
けんとはいつも優しい。)


『なんだよ。みんなよ。』


『クスっ。けんと。
ありがとう。』


『何が…?』


『いつも優しいから。』



それから、みんなが来る時間までお喋りした。

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