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あなたのそばで笑っていたい

第3章 学校

みんなが来てからは、テストの山勘や恋の話をした。


『あはは。そうなんだぁ~。』


こんな風に笑ってても…ふと、


(家に帰りたくないな…。)

と、家にいる時間を思い出す。


思い出したくもないのに…。


『そういえば~、えみはどうなの?』


また教室に気持ちがもどる。


女友達の上戸あやと剛力あやめが顔を近づける。


『ち、近いよ…。』


『『で?』』


二人が声を揃える。


『何が?』


私がわからずにいると。


あやが窓際にいるけんとたちを指差している。


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