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あなたのそばで笑っていたい

第15章 遊園地

次に向かったのは、船の乗り物。


これも絶叫系で、前に後ろに振り子のように揺れていきそのまま逆さになりゆっくり回転するもの。


荷物入れに荷物を置き。


みんなで座ったのは、一番怖いと言われる後ろの列。


安全バーを確認してからスタート。


徐々に徐々に前に後ろに揺れていたかと思うと…
地面が見える程大きく揺れ、ヒヤッとする。
ゾッとするような、機械の擦れる音が響く。


『『きゃあぁぁ♪』』


あやもあやめもお兄ちゃんにくっついて楽しんでるみたい。


『きゃあぁぁ!!落ちるぅ~!』


(怖いよ~これ~!)


『あはは。わぁ~高ぇなぁ!』


けんとは私が手すりを握る手の上に、自分の手を重ねてる。


そのまま船はまっ逆さまになって、数回回転する。


『わあぁぁ~!』


『キャ~!!!!』


また前に後ろに揺れて、止まる準備を始める船。


『たっのしい~!!』


隣のあやめが笑ってる。


『怖いけど、楽しかったぁ~!』


私も笑ってみんなの顔を見る。


船から降りてから、今度は水の上に浮かぶ丸太の乗り物のジェットコースターに向かう。


高いところから、一気に落ちるのが迫力の乗り物だ。


先頭にあやとあやめとお兄ちゃん。


次の列に私とけんとが座り出発。


カタカタと頂上に向かったと思うと、次の瞬間一気に急降下。


水がかかり先頭の両サイドにいたあやとあやめはびしょびしょ。


『あははっ冷たぁ~い!』


とあやめ。


『最悪~!』


あやは凄く濡れたと、降りてからアピールしてみんなで笑っていた。


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