あなたのそばで笑っていたい
第4章 アルバイト
ご飯を食べ終えたら、
そろそろ帰宅時間。
『えみ…。大丈夫?』
『うん。
8時過ぎると、また何されるかわからないから…
帰らな…』
(えっ?)
私はけんとの胸にすっぽりと抱きこまれていた…。
(けんと…?
イヤじゃない…。
人ってこんなにも暖かかったんだ…。)
涙がでてくる。
父は私と暮らしている10年間。
会話もあまりなく、
抱っこされた記憶もない…。
こんなふうに抱きしめられたことがはじめての経験で、心地良い。
『ご、ごめん。泣かすつもりは…。
守ってやりたいのにできなくて…悔しくて…。』
(けんと…泣きそうな顔。)
『けんとの気持ちが嬉しいし、
人の温もりがはじめてって感じるほど久しぶりで…。
けんとが暖かかったから…
涙がでただけ(笑)』
笑うと、けんとがまっすぐ私を見た。
『えみ。俺、ずっと見てた…。
高1のときから気になってて、
何かたまに不安そうな顔してるの気になってた…。
同じクラスになってバイト一緒になって、
悩んでる原因きいても解決してやれない…。
けど、俺…。
おまえが好きだ。
力になりたい…。』
(けんと…。
すごく温かい。
いつも感じてた…この優しい瞳…。)
『ありがとう。嬉しい…。』
涙がこぼれた。
そろそろ帰宅時間。
『えみ…。大丈夫?』
『うん。
8時過ぎると、また何されるかわからないから…
帰らな…』
(えっ?)
私はけんとの胸にすっぽりと抱きこまれていた…。
(けんと…?
イヤじゃない…。
人ってこんなにも暖かかったんだ…。)
涙がでてくる。
父は私と暮らしている10年間。
会話もあまりなく、
抱っこされた記憶もない…。
こんなふうに抱きしめられたことがはじめての経験で、心地良い。
『ご、ごめん。泣かすつもりは…。
守ってやりたいのにできなくて…悔しくて…。』
(けんと…泣きそうな顔。)
『けんとの気持ちが嬉しいし、
人の温もりがはじめてって感じるほど久しぶりで…。
けんとが暖かかったから…
涙がでただけ(笑)』
笑うと、けんとがまっすぐ私を見た。
『えみ。俺、ずっと見てた…。
高1のときから気になってて、
何かたまに不安そうな顔してるの気になってた…。
同じクラスになってバイト一緒になって、
悩んでる原因きいても解決してやれない…。
けど、俺…。
おまえが好きだ。
力になりたい…。』
(けんと…。
すごく温かい。
いつも感じてた…この優しい瞳…。)
『ありがとう。嬉しい…。』
涙がこぼれた。