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あなたのそばで笑っていたい

第4章 アルバイト

けんとと家の前で別れてから帰宅するときも、
普段よりも不思議と抵抗がなかった。


『ただいま…。』


(返事がなくても、
お風呂に入って寝る準備をしてすぐに寝れた。


叩かれたり蹴られたりされるのは嫌だけど、
それに比べたら…
無視されることなんて…。


けんとの一言で、私自身が認められたようで、救われた。


私なんて生まれて来なければって言ってた自分に、手を差しのべられたような…そんな気持ち。


けんと…ありがとう。)




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