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あなたのそばで笑っていたい

第5章 いつもと違う学校とアルバイト

『えみ。バイト先まで一緒に行こうぜ。』


教室から駅までは、あやとあやめと帰るのが日課。


けんともそれを知っているからか、駅で待っていてくれたようだった。


『待っててくれたの?前みたく偶然?』


(キスの後だから、待っててくれたのはわかってるのにイジワルいったかな?)


『前も今も偶然じゃない。

特に今は…。

嫌じゃなければ、
俺の彼女に…なって欲しい。』


(前も今も偶然じゃなかったの…?

ホントに高1のときからずっと見てくれてたの…?)


『けんと…。』


(けんとは凄いね…。

まっすぐ、思ったことを口にできて…。

私とは違う。

私もけんとといたら、素でいられる。

安心できるっていう理由でも彼女になって良いかな?)


『よろしくお願いします。』


(けんとの笑顔につられて私も嬉しくなった。)


私たちは…自然と触れた手をそのまま繋ぎバイト先に向かった。


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