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あなたのそばで笑っていたい

第5章 いつもと違う学校とアルバイト

けんとはギリギリの時間まで側にいてくれた。


『おやすみ…。』


けんとは私がドアを閉めるまで、心配そうな顔で見ていた。


『ただいま。』


リビングからテレビの音が聞こえるだけ。


そのまま部屋に行く。


部屋に入り…
カーテンを閉めるときレースの隙間から見えたような気がした。


(気のせいかな…。)


外を見る。


『けんと…。』


(手を振ってるけんとが見える。

そして帰ってく…。

もしかしたら…。

いつもああして、私が部屋に入るまで見守ってくれてたのかも知れない。)


『けんと…、おやすみ。』


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