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あなたのそばで笑っていたい

第6章 土曜日

『でも…お父さん。

成績も落ちてないのでバイトは支障ありません。

寮でも大学の費用でも迷惑かけませんから。』


『…。』


父親は私を見ないで黙ったまま。


《バシッ》


(イタいっ。)


《ドンっ!!》


『うっ!』


後ろから継母に頭を叩かれ、壁に押された…。


そのまま髪をつかむと頭を壁に何度もぶつけられた。


《ドンっドンっ!ドンっ!》


『おまえは親の言うことが聞こえないのか!!?

バイト先には私から電話しといてやるから、わかったら返事をしろ!』


『もう…やめ…て…。

うっ!わ、わかりました。』



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