テキストサイズ

あなたのそばで笑っていたい

第2章 夜の公園

気がついたらもう3時…。


家まで送ってくれたけんとと別れる。


『おやすみ、けんと。』


『おう。』


そっと部屋までもどる。


着替えてそのままベッドへ…。


けんとが同じアルバイト先に来て、
仲良くなったある日、
私の手足のアザを指摘され…
ごまかしきれず全てを話した。


うちに直接話に行くと言われたけどそれをどうにかやめてもらい、
こうして夜に公衆電話から電話をかけられるようにテレホンカードをプレゼントされ会うようになった。


自分のバイト代で携帯料金を払うと父に話したが…
携帯を買う保証人になってくれず未だに携帯のない高校生。

正直明日がくるのが怖い…。


明日もあの継母と父の顔をみるのが…。

明日は月曜日。


学校に行ってアルバイトに行って…
門限の8時までに帰ればいいと思えば…。


(明日から1週間を…楽しもう。)


土曜日と日曜日は苦痛。


そう今日みたいに…。

私の分のご飯はない。
アルバイトも禁止。
なるべく顔をあわせないように過ごす…。

これじゃ軟禁だ…。


私はいつのまにか、そのまま眠っていた…。

…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ